
常葉大菊川野球部を率いる石岡諒哉監督の経歴が気になる!
この記事を読んでいる方は、このように思っているのではないでしょうか。
石岡諒哉監督は、選手としても監督としても甲子園出場経験がある指導者です。
チーム作りにおいて試行錯誤を重ねたことで、監督として2度目の甲子園出場を果たしました。
今回は、石岡諒哉監督の経歴はもちろん、常葉大菊川野球部の戦績やチームの特徴などをくわしく解説します。
ぜひ、最後まで読み進めてください。
目次
石岡諒哉監督(常葉大菊川野球部)の経歴を紹介
この章では、石岡諒哉監督のプロフィールや選手時代・指導者時代の実績をお伝えします。
プロフィール
- 名前(読み方):いしおかりょうや
- 生年月日:1989年5月3日
- 年齢:35歳(2025年3月時点)
- 出身地:静岡県
- 出身高校:常葉大菊川高校
- 出身企業:新日本石油ENEOS・東海REX
監督とキャプテンが、甲子園に臨む決意を語っています。
石岡諒哉さんが監督になってからの教え子でプロ野球に進んだ選手は、以下の2名です。
- 安西叶翔(投手・日本ハム)
- 鈴木叶(捕手・ヤクルト)
今後も、石岡諒哉監督が指導した選手の中で、プロの道に進む選手が増えていくでしょう。
選手時代
高校3年時(2007年)に春夏ともに甲子園に出場し、春は優勝を果たしました。
石岡諒哉監督は、キャッチャーとしてチームを引っ張る存在でした。
主な優勝メンバーは、以下の通りです。
【同学年】
- 田中健二朗(エースで後に横浜ベイスターズに進む)
- 相馬功亮(当時の4番キャプテン)
- 長谷川祐介(当時の3番ショート)
【1学年下】
- 町田友潤(「甲子園史上最強のセカンド」と語り継がれる)
- 前田 隆一(下級生のころから主力として活躍)
- 戸狩聡希(2008年度はエースとしてフル回転)
このように、高校野球ファンにとっておなじみの有力選手がそろっていました。
2007年春に甲子園で対戦した高校は、以下の5校です。
- 仙台育英(元ヤクルトの佐藤由規がエース)
- 今治西(元西武の熊代聖人がエース)
- 大阪桐蔭(中田翔がチームの主力で優勝候補)
- 熊本工業(元巨人の藤村大介が大活躍)
- 大垣日大
プロに進んだ選手がいた強豪校から次々と勝ち星を重ねていきました。
しかも、甲子園初勝利を挙げてそのまま優勝するという快挙を成し遂げていたのです。
2007年夏は日大山形・日南学園・大垣日大を破りベスト4に進出。
準決勝で野村祐輔・小林誠司がバッテリーを組んでいた広陵高校に敗れました。
このように、春夏ともに強豪校との対戦が多い中で勝利をつかんでいきました。
石岡諒哉監督は高校卒業後、2008年から2011年まで新日本石油ENEOSに在籍。
メジャーリーグで活躍した田澤純一投手とチームメイトでした。
2012年に東海REXに移籍し、2014年まで現役を続けました。
指導者時代
指導者としての経歴や実績は、以下の通りです。
- 2016年:浜松開誠館野球部副部長
- 2017年~2020年3月:常葉大菊川野球部副部長
- 2020年4月~:常葉大菊川野球部監督
- 監督としての甲子園出場回数:2回(2023年春・2025年春)
監督として初めて甲子園に出場した2023年春は初戦で専大松戸と対戦し、0-3で敗れました。
2025年は、監督としての甲子園初勝利に期待がかかります。
常葉大菊川野球部の戦績&チームの特徴を解説
この章では、2024年秋の静岡大会と東海大会の戦績やチームの持ち味をお伝えします。
直近の戦績
まずは、静岡大会の戦績から見ていきましょう。
- 2回戦:常葉大菊川8-0静岡
- 3回戦:常葉大菊川9-0湖西
- 準々決勝:常葉大菊川5-0桐陽
- 準決勝:常葉大菊川4-2東海大静岡翔洋
- 決勝:常葉大菊川9-5掛川西
初戦でいきなり強豪校の一角である静岡高校と対戦することになり、関係者は驚いたことでしょう。
完封勝利を挙げた勢いに乗って、チームは優勝し東海大会に駒を進めます。
続いて、東海大会の戦績です。
- 1回戦(準々決勝):常葉大菊川4-1中京
- 準決勝:常葉大菊川5-4至学館
- 決勝:常葉大菊川4-7大垣日大
ヤマ場となったのが、準決勝の至学館との試合。
勝てば甲子園出場がほぼ当確となる重要な一戦です。
序盤にエースが打たれてしまい、2回終了時点で0-4というビハインドの展開。
しかも、この試合はチームのキャプテンで4番を務める橘木(たちばなき)選手が欠場していました。
このような状況から選手たちは執念を見せて、4回に1点、6回に3点を挙げて同点に追いつきます。
その後、7回に勝ち越してそのまま逃げ切りました。
選手たちも「橘木君と甲子園でプレーするために、負けられない」と強い思いを持っていたでしょう。
チームの特徴
常葉大菊川野球部の持ち味は、やはり打線です。
2024年から低反発バットが導入されたことで打ち勝つことが難しくなっている中で、2024年秋の東海大会では3試合とも2ケタ安打を記録しました。
打線を持ち味にできたのは、石岡諒哉監督のの試行錯誤の成果です。
常葉大菊川が甲子園で勝ち続けていた2007年・2008年当時も、強力打線を武器にしていました。
そのイメージが残っている高校野球ファンも多いでしょう。
当時、「常葉大菊川はバントをしない野球」として取り上げられていました。
とはいえ、2023年に甲子園に出場した時は、大味な野球よりも緻密に1点を取ることを目指していました。
確かに、1発勝負の高校野球において、確実に1点を取ることは大切です。
ですが、センバツ大会で1点も取れずに敗れました。
この時、石岡諒哉監督は「打てなければ勝てない」と気づき、打撃力強化へと乗り出します。
攻撃力を高めてきた成果を2024年秋に発揮し、甲子園出場を決めました。
もし1点を取る野球を続けていれば、至学館との試合では4点ビハインドから追いつけずに終わっていたかもしれません。
そのため「攻撃力を高めたことで再び甲子園に戻ってこられた」と言えそうです。
【2025年注目チームの監督情報】
まとめ~石岡諒哉監督の今後に注目~
今回は、石岡諒哉監督の経歴や常葉大菊川野球部のチームとしての特徴などをお伝えしました。
この記事のポイントを、以下にまとめておきます。
- 石岡諒哉監督は選手時代に甲子園優勝を経験
- 社会人選手として7年間現役を続ける
- 2017年から指導者として母校に戻り2020年から監督となる
- 2023年の甲子園での試合で敗れたことで、攻撃力の重要性を痛感
- 2025年春に監督として2度目の甲子園出場を果たす
現在は、低反発バットの導入により「スモールベースボールで戦わないと勝つのが難しい」と言われています。
そのような状況で、石岡諒哉監督が率いる常葉大菊川が甲子園でどのような戦いを見せるのか、目が離せません。
チームの持ち味である打撃力を存分に発揮する展開を見てみたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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