
西日本短大付属の西村慎太郎監督の経歴が気になる!
この記事を読んでいる方は、このように思っているのではないでしょうか。
西日本短大付属は、2024年夏に続き2025年春も甲子園出場することになり注目を集めています。
西村慎太郎監督は、1度チームを離れましたが復帰したという経験の持ち主です。
チームを離れていた期間、どのようなことを考えていたのでしょうか。
今回は、西村慎太郎監督の経歴やチームを立て直した指導法はもちろん、西日本短大付属野球部の直近の戦績などを紹介します。
ぜひ、最後まで読み進めてください。
目次
西村慎太郎監督(西日本短大付属野球部)の経歴
この章では、西村慎太郎監督のプロフィールや選手・監督時代の実績をお伝えします。
プロフィール
- 名前(読み方):にしむらしんたろう
- 生年月日:1971年9月20日
- 年齢:53歳
- 出身地:福岡県
- 出身高校:西日本短大付属高校
- 出身大学:福岡大学
- 担当科目:地理歴史
新庄監督と高校時代チームメートだった西日本短大付・西村慎太郎監督の試合後の主な談話は次の通り。
観戦の「新庄には感謝しかない」 西日本短大付監督 夏の甲子園 | 毎日新聞 https://t.co/ajJyllubzi
— 毎日新聞横浜支局 (@yokohamainichi) August 17, 2024
現在、北海道日本ハムファイターズで監督を務める新庄剛志さんと同級生です。
2024年夏に、新庄監督が西日本短大付の甲子園での試合観戦に訪れて話題になりました。
選手時代
高校時代はショートのレギュラーとして活躍しました。
最後の夏となった福岡大会決勝戦で打球が身体に当たってしまい、無念の途中交代。
チームは福岡大大濠に敗れてしまい、惜しくも甲子園出場を逃しました。
指導者時代
指導者としての経歴や実績は、以下の通りです。
- 2003年~2019年:西日本短大付属高校野球部監督
- 2020年~:福岡大若葉高校野球部監督
- 2021年1月~:西日本短大付属高校野球部監督に再任
- 監督としての甲子園出場回数:夏4回(2004年・2010年・2021年・2024年)・春1回
監督として初の甲子園出場となった2004年は初戦敗退に終わりましたが、2010年は西村慎太郎監督にとって甲子園初勝利をつかみます。
その後、しばらく甲子園から遠ざかりましたが、2021年に11年ぶりに出場しました。(結果は初戦敗退です)
実は、2016年以降において福岡県は夏の甲子園で苦戦していました。
甲子園で勝利をつかんだのが、2018年の沖学園と2022年の九州国際大付属で、いずれも1勝のみ。
つまり、しばらくの間、福岡県で甲子園2勝をあげた学校は出てこなかったのです。
この状況を打破したのが、西日本短大付属です。
2024年夏は1回戦で金足農業に6-4で勝利し、2回戦は菰野相手に持ち前の打撃力を発揮して13-0の大勝。
9年ぶりに福岡県勢として夏の甲子園2勝を挙げました。
新庄監督も、きっと喜んでいたでしょう。
指導者としての信念&チームを立て直したきっかけ
西村慎太郎監督の指導者としての信念は、部員1人1人が活躍できる舞台を与えること。
以前は、部員全員が1つの方向性に進むことを理想としていましたが、現在は1人1人が持ち味を発揮することを理想としています。
母校である西日本短大付属野球部を離れる期間があったことで、指導方針を見直すきっかけになったと語っています。
「以前は母校への思いが強すぎたのでしょうね。まわりのことが目に入らなくなるぐらい気持ちが入り込んでいました。とにかく西短で過ごす3年間は、どの学校の子よりも充実したものにしてあげたいと思っていました。もちろん今もそういう気持ちはありますが、やり方が以前とはまったく違います。誰かの歌じゃないけど、成長のスピードは人それぞれに違うので、今はひとりずつメニューを変えながらやっています。(「世界にひとつだけの花となれ━━西日本短大付・西村慎太郎監督」より
確かに、野球の場合は選手によって得意なことが異なります。
- 長打を狙える
- バントを確実に決められる
- 内野守備ならだれにも負けない
- 肩が強くて外野手に向いている
- 盗塁成功率が高い
- コントロールが良い
- 変化球で相手を打ち取るのが得意
このように、長所は選手によってバラバラです。
打者であれば、全員がホームランを狙えるとは限りません。
投手であれば、全員が145キロ以上の速球を投げられるわけではありません。
1人1人が長所を伸ばせるように個別練習も大事にしている点が、現在の指導方針の1つです。
2度目の監督就任となった2021年に甲子園出場を果たし、2024年には甲子園2勝を挙げるなど目に見える結果を残しました。
西村慎太郎監督が自身の指導方針を見つめ直したことも、西日本短大付が再び強くなった要因と言えます。
今の時代にアップデートしながら柔軟に指導方針を変えられる監督こそ、令和時代の指導者としてふさわしいです。
西日本短大付属野球部の直近の戦績
2024年秋の戦いぶりを見ていきましょう。
【福岡大会】
- 2回戦:西日本短大付8-1三井
- 3回戦:西日本短大付9-1沖学園
- 4回戦:西日本短大付3-1福岡
- 5回戦:西日本短大付11-2福岡第一
- 準々決勝:西日本短大付5-1折尾愛真
- 準決勝:西日本短大付2-1修猷館
- 決勝 :西日本短大付16-3育徳館
甲子園を目指すうえで分岐点となったのが、準決勝。
福岡県有数の進学校との対戦ということもあり、注目を集めました。
西日本短大付・修猷館ともにエース同士が投げ合い、白熱した投手戦となりました。
【九州大会】
- 1回戦:西日本短大付14-2聖心ウルスラ
- 準々決勝:西日本短大付4-0有明
- 準決勝:西日本短大付1-11沖縄尚学
センバツ出場校における九州地区の枠は4つであるため、甲子園に進出するうえで準々決勝は重要な一戦です。
福岡大会準決勝と同様に、エースの中野琉碧投手が快投し完封勝利。
準決勝はコールド負けに終わったものの、福岡大会1位という成績や九州大会2勝という結果が評価されてセンバツ出場を決めました。
西日本短大府の対戦成績を見ていると、打ち勝つチームという印象が強いです。
ですが、甲子園出場を左右する重要な一戦では、エースがしっかり踏ん張ってチームに勝利をもたらしています。
このように、打撃戦でも投手戦でもしっかりと勝ち切れるのが、西日本短大付の持ち味です。
甲子園ではどのような展開になるのか、目が離せません。
【2025年注目チームの監督情報】
まとめ~西村慎太郎監督の今後に注目~
今回は、西日本短大付属高校野球部の西村慎太郎監督の経歴やチームの戦績などをお伝えしました。
この記事のポイントを、以下にまとめておきます。
- 西村慎太郎監督は高校時代レギュラーとして活躍した
- 母校の監督に就任し、1度離れたものの復帰
- 指導方針を見つめ直し、長らく甲子園から遠ざかった母校を甲子園で勝てるチームにした
- 西日本短大付属は、どのような展開でも勝ち切る強さを持ったチームである
西村慎太郎監督だけでなく西日本短大付属の今後の活躍ぶりにも注目していきたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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