
大垣日大野球部の高橋正明監督は、どのような指導者なのだろう?
この記事を読んでいる方は、このように思っているのではないでしょうか。
高橋正明さんは高校野球の指導歴は約20年と長いですが、監督歴はおよそ1年程度です。
そのため「どんな監督なのだろう」と気になっている方も多いと思います。
今回は、監督になったばかりの高橋正明さんの経歴や、前監督から引き継いだチームの持ち味をお伝えします。
ぜひ、最後まで読み進めてください。
目次
高橋正明(大垣日大野球部監督)の経歴
この章では、高橋正明監督のプロフィールと指導者としての実績をお伝えします。
プロフィール
- 名前(読み方):たかはしまさあき
- 生年月日:1982年7月6日
- 年齢:42歳(2025年3月時点)
- 出身地:熊本県
- 出身高校:有明高校
- 出身大学:岐阜聖徳学園大学
- 担当科目:情報
現役時代は外野手として活躍しました。
熊本県の有明高校は、近年熊本大会で上位に進出することが増えてきています。
岐阜聖徳学園大学野球部は岐阜学生野球リーグに所属しており、中京学院大学や岐阜大学などとリーグ戦を行います。
指導者としての経歴や実績
高橋正明監督の指導者としての経歴は、以下の通りです。
- 2005年4月~2023年12月:大垣日大野球部副部長
- 2024年1月~:大垣日大野球部監督
2025年3月時点で、監督歴1年程度となります。
大垣日大野球部の前監督は、かつて東邦高校を率いていた阪口慶三さんです。
阪口慶三さんは、高校野球監督歴50年を超えています。
まさに、大ベテランです。
偉大な指導者から監督を引き継ぐことになった高橋正明監督には、相当なプレッシャーがあったことでしょう。
ですが、阪口慶三さんは高橋正明監督に強い信頼を寄せていました。
【高校野球・甲子園へ向けて】
岐阜県・大垣日大野球部
高橋正明先生。種田副部長。
この新監督体制誕生が、とても大事なこと。温故知新。
その人柄や教育、経験、人脈などで、チームが更なる進化を遂げ、選手達が自発的にOGAKIに集う姿を楽しみにして応援してます。 pic.twitter.com/Or0jYd7Ct4— 水都野球©️ (@suitoyakyu_) October 3, 2023
このように思ってもらえると、やりがいを感じられますね。
高橋正明さんが監督になってからの結果は、以下の通りです。
- 2024年春:岐阜大会ベスト8(岐阜第一に0-1で敗れる)
- 2024年夏:岐阜大会ベスト8(岐阜城北に5-6で敗れる)
このように、ベスト8に進んだものの1点差で敗れる状況が続きました。
監督も選手も、悔しい思いをしたはずです。
その悔しさを2024年秋に晴らし、監督として甲子園初出場を決めました。
大垣日大野球部の戦績&チームの持ち味
この章では、2024年秋の戦績とチームの持ち味を紹介します。
直近の戦績
まずは、岐阜大会の戦績です。
- 1回戦:大垣日大5-1加納
- 2回戦:大垣日大6-0岐阜
- 3回戦:大垣日大6-0東農実
- 準々決勝:大垣日大6-2岐阜総合
- 準決勝:大垣日大6-0岐阜第一
- 決勝:大垣日大3-2中京
攻撃陣がしっかり得点を重ねて投手陣が踏ん張り、岐阜大会優勝を果たしました。
続いて、東海大会の結果です。
- 準々決勝:大垣日大3-2中京大中京
- 準決勝:大垣日大7-6岐阜第一
- 決勝:大垣日大7-4常葉大菊川
甲子園出場のターニングポイントとなったのが、準決勝の岐阜第一との試合。
岐阜大会1位の大垣日大と、岐阜大会3位の岐阜第一との同県対決です。
東海地区はセンバツ出場枠が3つのため、もし敗れてしまうと甲子園出場の可能性が低くなります。
岐阜第一は2024年夏の準々決勝で敗れている相手であるため、大垣日大の選手たちは「絶対に負けられない相手」と思っていたでしょう。
試合は2回を終えて0-5と劣勢に立たされます。
ですが、大垣日大は中盤に得点を重ね、5回に逆転し6回に追加点をあげて7-5とします。
岐阜第一が9回に1点を挙げて1点差となりましたが、何とか逃げ切り勝利。
その勢いに乗って決勝戦の常葉大菊川相手にも勝利し、東海大会優勝となりました。
チームの持ち味
大垣日大の持ち味は、何といっても劣勢から逆転できる力です。
東海大会準決勝だけでなく、準々決勝と決勝でもリードを奪われた展開から勝利しています。
準々決勝は中京大中京に先制されるも、その後同点に追いつきタイブレークの末に白星を挙げました。
決勝戦では1度は逆転を許すも、その後再逆転するという展開でした。
このように、3試合続けて逆転勝利を挙げています。
ねばり強さは、「魂の野球」を掲げた前監督の阪口慶三さんが大切にしていた方針です。
大垣日大は、阪口慶三さんが監督だった2014年の甲子園大会の1回戦で8点差を逆転した経験があります。
この記録は、現在も「逆転した最大得点差」として残っています。
名将・阪口慶三前監督が大垣日大に残した「魂」 センバツほぼ確実にした秋季東海高校野球Vもたらした機動力
▼記事はこちらからhttps://t.co/XUmCGYqrw4
— 中日新聞 (@chunichi_denhen) October 28, 2024
2024年の逆転劇を見ていると、今の選手たちも「魂の野球」を受け継いでいると言えるでしょう。
負けると甲子園出場が危ぶまれる状況で、逆転勝ちを続けてきたのは素晴らしいです。
【2025年注目チームの監督情報】
まとめ~高橋正明監督の今後に注目~
今回は、高橋正明監督の経歴や大垣日大高校の戦いぶりをお伝えしました。
この記事のポイントを、以下にまとめておきます。
- 高橋正明監督は、監督歴は短いものの指導歴が長い方である
- およそ20年にわたって前監督の阪口慶三さんをサポートしてきた
- 阪口慶三さんから大きな信頼を寄せられて、監督に就任した
- 大垣日大野球部は「魂の野球」を受け継ぎ、2024年秋は逆転勝利を続けてきた
- ねばり強さこそ、高橋正明監督が率いる大垣日大野球部の真骨頂である
高橋正明監督の経歴を見てみると、現在横浜高校野球部を率いる村田浩明さんと重なります。
お二方とも、高校野球界で有名な監督から現チームの監督に任命されました。
もし結果が出なければ「代えた方が良い」と言われるため、強い重圧を感じていたでしょう。
そのような状況の中で、大垣日大は2年ぶり、横浜高校は6年ぶりの春の甲子園出場を決めました。
今後、指導者としてさらに注目を浴びると思います。
大垣日大ナインには、甲子園でも持ち味である粘りの野球を発揮してもらいたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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